英国の航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、イースター休暇と重なる3月31日~4月9日に、ロンドン・ヒースロー空港発着便を1日当たり32便欠航する。同空港の警備員1,400人超がこの期間中にストを実施するため。BAの発表を元に、BBC電子版が27日伝えた。
ストに参加するのは、BA専用の発着所として利用されているターミナル5で働く警備員と、ヒースロー空港に到着する全貨物を点検する職員。ヒースロー空港との賃上げ交渉が決裂したため、労働組合ユナイトが先にストを呼びかけた。
同空港はこれを受け、BAにこの期間の運行便数を5%削減するよう要請していた。
BAは今回、「遺憾ながら、運航スケジュールにわずかな調整を加える必要が生じた」と説明。影響を受ける顧客に対しては、他社も含めた別の便の再予約または全額返金に応じるとしている。
ヒースロー空港はこのストの期間中、職員1,000人を追加で配備する。利用者に対し、空港に来る前に予約便の運航状況を確認するよう要請するとともに、セキュリティーチェックに通常より時間がかかる可能性があると注意を促している。[労務]
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