ドイツ鉄道(DB)は、27日に長距離列車を全て運休すると発表した。同日に運輸部門の全国的なストライキが予定されているため。フランクフルト空港とミュンヘン空港も、全ての定期便の欠航を明らかにしている。
今回のストは、ドイツの統一サービス産業労組ヴェルディ(Ver.di)と鉄道交通労組EVGが呼びかけたもの。27日午前0時(現地時間)から24時間続く見通しだ。
DBは、中距離列車の運行もほとんど休止されると説明。ストの影響は26日夜から28日まで続くとし、利用予定者に移動日を変更するよう呼びかけている。
空運部門では、ベルリンを除く全ての空港の従業員がストを計画。これを受け、フランクフルト空港は27日に、ミュンヘン空港は26~27日に定期便を全て欠航する。
ストにはこのほか、高速道路や港湾、国内16州のうち7州の公共交通機関に携わる職員が参加する見通し。高速道路のトンネルやハンブルク港、内陸水運にも影響が及ぶとみられている。
ヴェルディは今回、空港や港湾、高速道路、公共交通機関の職員ら12万人の組合員にスト参加を呼びかけた。EVGはDBおよびバス運行会社の従業員23万人に参加を求めている。[労務]
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