欧州新車登録、２月は12％増　主要５カ国が軒並み前年超え

欧州自動車工業会（ＡＣＥＡ）は21日、２月の欧州31カ国の新車登録台数が90万2,775台となり、前年同月比12.2％増加したと発表した。主要５カ国は軒並み１年前を上回り、全体では７カ月連続のプラスとなった。

31カ国に含まれるのは、欧州連合（ＥＵ）27カ国と欧州自由貿易連合（ＥＦＴＡ）３カ国、英国。

主要５カ国では、ドイツが2.8％増の20万6,210台。英国は26.2％増の７万4,441台、フランスは9.4％増の12万6,236台、イタリアは17.4％増の13万287台、スペインは19.2％増の７万4,001台だった。

31カ国をメーカー別に見ると、欧州最大手のドイツのフォルクスワーゲン（ＶＷ）グループは21.2％増の23万5,404台。欧米ステランティスは２％増の16万7,097台、フランスのルノー・グループは28.8％増の９万1,352台だった。ドイツのＢＭＷグループは5.7％減の５万6,092台、メルセデス・ベンツ・グループ（旧ダイムラー）は4.2％増の５万17台となっている。

日本車ではトヨタ自動車（レクサス含む）が14.4％増の６万5,059台。日産自動車は38.2％増の１万9,377台、マツダは28.3％増の１万2,487台、ホンダは35.5％減の3,681台、三菱自動車は49.6％減の2,397台だった。韓国の現代自動車グループは1.4％増の７万7,375台となっている。

１～２月の累計では31カ国全体で前年同期比11.5％増の181万4,048台だった。

ＥＵで見ると、２月の新車登録台数は前年同月比11.5％増の80万2,763台となっている。