ドイツの高級車大手BMWは15日、2022年12月期の純利益が185億8,200万ユーロとなり、前期比49.1%増加したと発表した。販売価格の引き上げやプロダクトミックスの改善が奏功し、全体を押し上げた。
売上高は28.2%増の1,426億1,000万ユーロ。本業のもうけを示すEBIT(利払い・税引き前利益)は139億9,900万ユーロと4.5%伸びた。うち自動車事業は106億3,500万ユーロと7.8%拡大している。自動車事業の利益率はEBITベースで8.6%と、1年前から1.7ポイント低下した。
自動車の世界販売台数は4.8%減の239万9,632台。うち「BMW」は5.1%減の210万689台、「ミニ」は3.1%減の29万2,922台、「ロールス・ロイス」は7.8%増の6,021台だった。
販売台数を地域別に見ると、欧州は全ブランド合わせて7.4%減の87万8,515台。米国は1.2%減の36万3,541台となった。アジアは3.5%減の103万987台で、うち中国本土は6.4%減の79万3,520台だった。
二輪車は世界全体で20万2,895台と、4.4%伸びている。
BMWは今年について、自動車事業の利益率がEBITベースで8~10%になると予想。自動車の世界販売台数は前年をやや上回るとの見通しを示した。
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