電気商用車を手がける英国のアライバルは13日、米国の投資会社ウエストウッド・キャピタルから3億ドルを調達したと発表した。現金不足に直面する中、2023年後半までの事業資金が確保できるとしている。
同社は今回、かねて進めるコスト削減策が奏功し、年内にキャッシュバーンレート(1カ月当たりの資金の利用額)を3,500万ドルに引き下げる目標を達成できるとの見通しを示した。
アライバルは昨年10月、米国市場に軸を移すための事業再編を行うと発表。ただ同年12月には、向こう1年以内に現金が底を突くと警告していた。これを受け、今年2月には従業員のおよそ半数に当たる800人の削減に着手。昨年末時点の現金保有額は、2億500万ドルだった。
事業再編に伴い、米サウスカロライナ州シャーロットに工場を新設し、24年後半までに米国市場向けバンの製造を開始する計画。今回調達した資金はこの生産計画には充てないとしている。[環境ニュース]
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