• 印刷する

独・ベルギー間にCO2パイプライン敷設へ

ドイツの石油・ガス会社ウィンターシャルDEAとベルギーのガスパイプライン運営会社フラクシス(Fluxys)は7日、ドイツ南部の工業地帯で排出された二酸化炭素(CO2)をベルギーに輸送するパイプラインを敷設することで合意したと発表した。

ベルギーに輸送されたCO2は、フラクシスが運営する同国内のCO2パイプラインで同国北西部のゼーブルッへ(Zeebrugge)港に運ばれ、最終的にウィンターシャルDEAが関連する北海海底のCO2回収・貯留(CCS)施設で貯蔵される。

フラクシスは現在、ゼーブルッへ港にCO2を集約し、北海の海底貯蔵施設に送り出すための中継施設を建設している。また、ウィンターシャルDEAは、ドイツ北西部ニーダーザクセン州ウィルヘルムスハーフェン(Wilhelmshaven)港に、CO2の中継施設を建設する計画を進めている。両社は今回の合意の一環として、両港から北海海底のCCS施設までの海底パイプライン敷設も検討する。

ドイツ国内で排出されたCO2を国外に輸送するためには、国内法の整備が必要となる。同国の経済・気候保護省は先に公表した報告書で、2045年までに排出量を実質ゼロとするためには、毎年7,300万トンのCO2を海底に貯蔵する必要があるとの見方を示している。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツベルギー
関連業種: 建設・不動産運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

メルツ氏、総選挙勝利に自信 ショルツ氏に「奇跡は起きない」(02/21)

メルセデス、通期は31%減益=コスト策発表(02/21)

自動車部品ボッシュ、SOFC事業から撤退(02/21)

欧州委、半導体工場への政府補助金を承認(02/21)

ベルリンの公共交通機関、48時間スト突入(02/21)

代替肉キンダ、300万ユーロ調達(02/21)

生産者物価、1月は0.5%上昇(02/21)

独の電気代は「高すぎる」 AfD党首、原発回帰訴え(02/20)

タイヤのコンチ、R&D職を3千人削減(02/20)

6州の交通機関、21日にスト=賃上げへ圧力(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン