• 印刷する

独・ベルギー間にCO2パイプライン敷設へ

ドイツの石油・ガス会社ウィンターシャルDEAとベルギーのガスパイプライン運営会社フラクシス(Fluxys)は7日、ドイツ南部の工業地帯で排出された二酸化炭素(CO2)をベルギーに輸送するパイプラインを敷設することで合意したと発表した。

ベルギーに輸送されたCO2は、フラクシスが運営する同国内のCO2パイプラインで同国北西部のゼーブルッへ(Zeebrugge)港に運ばれ、最終的にウィンターシャルDEAが関連する北海海底のCO2回収・貯留(CCS)施設で貯蔵される。

フラクシスは現在、ゼーブルッへ港にCO2を集約し、北海の海底貯蔵施設に送り出すための中継施設を建設している。また、ウィンターシャルDEAは、ドイツ北西部ニーダーザクセン州ウィルヘルムスハーフェン(Wilhelmshaven)港に、CO2の中継施設を建設する計画を進めている。両社は今回の合意の一環として、両港から北海海底のCCS施設までの海底パイプライン敷設も検討する。

ドイツ国内で排出されたCO2を国外に輸送するためには、国内法の整備が必要となる。同国の経済・気候保護省は先に公表した報告書で、2045年までに排出量を実質ゼロとするためには、毎年7,300万トンのCO2を海底に貯蔵する必要があるとの見方を示している。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツベルギー
関連業種: 建設・不動産運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

MANエナジー、大型ヒートポンプ受注(08/30)

UAE社、欧州アンモニア供給で正式契約(08/30)

独ライン川の水位低下 貨物船航行に影響=ケルン以南(08/30)

ミーレ、ルーマニアで工場用地のリース契約(08/30)

露ロスネフチの独資産、カタールが買収も(08/30)

再生エネBEE、東部でBESS着工(08/30)

百貨店ブロイニンガー、オーナーが売却交渉(08/30)

バイエル、米バイオ医薬品企業と提携(08/30)

衣料スコッチ&ソーダ、独で全店閉鎖(08/30)

RWE、自治体が太陽光発電所の権益取得(08/30)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン