• 印刷する

独・ベルギー間にCO2パイプライン敷設へ

ドイツの石油・ガス会社ウィンターシャルDEAとベルギーのガスパイプライン運営会社フラクシス(Fluxys)は7日、ドイツ南部の工業地帯で排出された二酸化炭素(CO2)をベルギーに輸送するパイプラインを敷設することで合意したと発表した。

ベルギーに輸送されたCO2は、フラクシスが運営する同国内のCO2パイプラインで同国北西部のゼーブルッへ(Zeebrugge)港に運ばれ、最終的にウィンターシャルDEAが関連する北海海底のCO2回収・貯留(CCS)施設で貯蔵される。

フラクシスは現在、ゼーブルッへ港にCO2を集約し、北海の海底貯蔵施設に送り出すための中継施設を建設している。また、ウィンターシャルDEAは、ドイツ北西部ニーダーザクセン州ウィルヘルムスハーフェン(Wilhelmshaven)港に、CO2の中継施設を建設する計画を進めている。両社は今回の合意の一環として、両港から北海海底のCCS施設までの海底パイプライン敷設も検討する。

ドイツ国内で排出されたCO2を国外に輸送するためには、国内法の整備が必要となる。同国の経済・気候保護省は先に公表した報告書で、2045年までに排出量を実質ゼロとするためには、毎年7,300万トンのCO2を海底に貯蔵する必要があるとの見方を示している。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツベルギー
関連業種: 建設・不動産運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

VW工場、再び警告スト 団交と同日、経営側に圧力(12/09)

クボタ、独で小型建設機械の生産拡大(12/09)

鉱工業生産、10月は1%減少(12/09)

絶縁素材クレンペル、クロアチアに新拠点(12/09)

独VNG、オランダ企業とグリーン水素生産(12/09)

キャセイ航空、ミュンヘン便就航=来年6月(12/09)

ポルシェ、中国に新たなR&D部門設立(12/09)

独経済、25年は0.1%拡大 人件費高騰など足かせ=IW予想(12/06)

ドイツの求人数、7四半期連続で減少(12/06)

エアバス、防衛・宇宙部門で2千人削減へ(12/06)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン