自動車製造取引業者協会(SMMT)は6日、2月の英国の新車登録台数が7万4,441台となり、前年同月比26.2%増加したと発表した。伸びは1月の14.7%から加速した。
2月はフリート向けが46.2%、個人向けは5.8%それぞれ増えた。法人向けは0.7%伸びている。
燃料別ではガソリン車が34.9%増加した半面、ディーゼル車は14.6%落ち込んだ。代替燃料車(AFV)のうち、ハイブリッド車(HV)は40%、電気自動車(EV)は18.2%それぞれ増加。プラグインハイブリッド車(PHV)は1%伸びた。マイルドハイブリッドシステム搭載車では、ガソリン車が38.6%、ディーゼル車は8.9%それぞれ増えた。
新車登録台数をメーカー別に見ると、英国車はインドのタタ・モーターズが展開するジャガーが11.1%減の312台、姉妹ブランドのランドローバーは50.6%増の1,358台。欧米ステランティス傘下のボクソールは23.4%増の5,513台だった。
外国勢を見ると、米フォードは54.1%増の6,852台。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は、VWブランドが2.1倍の6,817台、傘下のアウディは39.9%増の4,631台だった。BMWは22.1%減の3,571台、メルセデス・ベンツは36.4%減の2,210台となっている。
日系メーカーは、トヨタ自動車(レクサス除く)が5.8%増の3,889台。日産自動車は2.2倍の3,285台だった。ホンダは26.9%減の1,183台、マツダは2.7%減の1,172台、スズキは34.2%増の1,035台、SUBARU(スバル)は19.4%増の37台だった。
SMMTのマイク・ホーズ最高経営責任者(CEO)は今回の結果について、英国の自動車産業は7カ月連続で成長しているが、政府支援は必要だと強調。同国は3月にナンバープレートが切り替わるため、次期予算案で、ハイテク車への移行促進に向けた施策が必要不可欠だと指摘した。
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