英国のインフラサービス会社エスケン(旧ストバート・グループ)は2日、戦略的見直しに伴い、ロンドン東郊のエセックス州にあるロンドン・サウスエンド空港の売却を検討していると発表した。併せて、バイオ燃料を手がけるエスケン・リニューアブルズの売却を進めていることも明らかにした。
エスケンは今回、サウスエンド空港を中心とする航空事業の売却を検討する初期段階に入った。同空港の成長を長期的に支え、航空会社や顧客、地域に利益をもたらす資本を有する、適切な売却先を見つけることが重要だとしている。
エスケン・リニューアブルズの売却については、既に複数のステークホルダーと協議を進めている。さらに、昨年8月末時点の正味帳簿価額が3,600万ポンドの非中核資産の売却先も引き続き模索するという。調達資金は、負債圧縮と流動性確保に充てる方針。
サウスエンド空港は今年1月、英格安航空大手イージージェットと複数年のパートナーシップ契約を締結し、アムステルダム路線を新たに就航することを発表。ポルトガル南部ファロ行きの路線も増便することから、今夏の運航便数は週に最大18便となる予定で、昨夏から30%増えるとしている。
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