ドイツの製薬・化学大手バイエルは2月28日、2022年12月期の純利益(非継続事業を含む)が41億5,000万ユーロとなり、前期から4.2倍に拡大したと発表した。グリホサート系除草剤の価格高騰と堅調な需要が好業績につながった。
売上高(為替変動の影響除く)は8.7%増の507億3,900万ユーロ。うち農業化学のクロップサイエンス部門は全地域で前年を上回り、15.6%拡大した。ファーマシューティカルズ部門は1.1%増加。眼病治療薬「アイリーア(Eylea、一般名:アフリベルセプト)」や放射線事業などが好調だった。コンシューマーヘルス部門は8.4%伸びている。
グループのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益、特別損益除く)は20.9%増え、135億1,300万ユーロだった。
バイエルは今年について、売上高が510億~520億ユーロと、実質2~3%伸びると予想。EBITDAは125億~130億ユーロ、為替変動の影響を除くコア1株当たり利益(EPS)は7.20~7.40ユーロになると予測している。
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