自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、2018年までに中国での生産台数を400万台に引き上げる計画だ。中国担当取締役に就任したジョケム・ヘイズマン氏の話として、週刊誌フォークスが伝えた。
それによると、昨年の中国での生産実績は前年比15%増の220万台。これはグループ全体の生産台数850万台の4分の1強に相当する。同国での生産台数は早ければ来年にも300万台に達する見込みで、ヘイズマン取締役は「中国はこの先も最大かつ最重要な市場だ」と話している。
VWは2018年までにトヨタを抜き生産台数で世界一となる目標を掲げる。これに向け、先に経営陣30人以上を入れ替える大幅な組織改革を実行。新たに設けられた中国担当取締役には、これまで商用車事業を担当してきたヘイズマン氏が抜擢されている。
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