化学製造業企業の大半が、ユーロ圏の債務危機にかかわらず今年の増収増益を予想している。コンサルティング会社のキャメロット・マネジメント・コンサルタンツの最新調査で明らかになった。
業界企業の管理職300人を対象としたアンケート調査では、回答者の大多数が今年の業績について増収増益を予想。うち約半数は5%以上の増収、38%は1~5%の増収を見込んでいる。一方、9%は「わずかな減収」と回答。また国内の業況については、93%が肯定的な評価を下している。
景況感は経済危機前の水準まで回復しているが、アンケート調査後にスペインの国内金融機関の業績悪化が明らかになったことなどから、今後、債務危機の影響が強まる可能性もある。ただ調査では、リスクとして債務危機よりエネルギー価格の高騰を挙げる企業が多かった。
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