ロンドンの交通網は11日夜から12日朝にかけて、雪の影響で大きな混乱に陥った。スタンステッド空港とガトウィック空港は、除雪作業のために滑走路を一時閉鎖。ロンドン地下鉄(LU)や高速道路M25号線でも混乱が生じ、通勤・通学時間に大きな影響が出た。
スタンステッド空港は12日午前3時(現地時間)に運航を再開したが、正午までに40便以上が欠航。ガトウィック空港でも37便がキャンセルとなった。ヒースロー空港では約50便が欠航となり、航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は顧客への払い戻しを余儀なくされた。
ロンドン地下鉄(LU)も、12日朝は雪や霧の影響でほとんどの路線で遅延が発生した。夜間に一部区間が閉鎖された高速道路M25号線は、午前9時すぎの段階で全面再開したが、大規模な渋滞も生じた。
ロンドンを含む英国やドイツ、北欧などでは、16日まで寒さが続く見込み。スタンステッド空港などは、今後も天候によっては遅延や欠航の可能性があるとして、利用者に注意を呼びかけている。
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