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鉄道労組、スト決行濃厚か クリスマス前と年始=賃上げ案拒否

英国の全国鉄道・海運・運輸労働組合(RMT)は4日、鉄道運行会社の組合員を代表して行う賃金交渉で、企業側からの提案を拒否したと発表した。協議は続けるとしているものの、クリスマス前と年明けにストライキが実施される可能性が高まっている。

鉄道運行会社を代表する鉄道業界団体レール・デリバリー・グループ(RDG)は、2022と23年にそれぞれ4%賃上げし、24年4月まで強制解雇を行わないことを提案。ただし、チケット売り場の閉鎖や大規模な人員削減、ワンマン運行、雇用形態の多様化など、大幅な労働条件の変更を受け入れる必要があるという。

RMTは、長期的な雇用の安定や適切な賃上げ、労働条件の保護を確実にするための要件が全く満たされていないとしてこれを拒否。数千人の雇用が失われるだけでなく、ワンマン運行などの危険な業務体制が導入され、慢性的な人員不足に陥ると警告している。

RMTは別途、英国の鉄道インフラを管理するネットワーク・レールとも交渉を続けている。

RMTは先にネットワーク・レールおよび鉄道運行会社14社の組合員が、さらなるストを実施すると発表。ストは12月13~14日、16~17日、来年1月3~4日、6~7日にそれぞれ48時間行う予定で、4万人超が参加する見通しだとされる。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸雇用・労務

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