• 印刷する

独、露産石油からの脱却でポーランドと協力

ドイツの経済・気候保護省とポーランドの気候・環境省は1日、ロシア産原油・石油製品の輸入打ち切りに向け協力を深める共同宣言を発表した。ポーランドは、ドイツ北東部シュウェット(Schwedt)の製油所にロシア産以外の原油を供給する。

ドイツとポーランドは、ドイツのシュウェットと中部ロイナ(Leuna)、ポーランド北部グダニスク(Gdansk)と中部プウォツク(Plock)の製油所への十分な原油供給を確保し、操業を確実にすることを目指す。これに向け、既存の港湾やパイプラインの輸送能力の拡大などで連携。さらに、両国の企業に供給の安全保障と効率化に向けた協力を呼びかけている。

ベルリンに供給される燃料の9割を担うシュウェットのPCK製油所は、ロシア産原油を欧州に輸送するパイプライン「ドルジバ」経由の供給に依存している。現在はドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)の管轄下に置かれているものの、所有権はロシアの国営石油大手ロスネフチが保持。そのため、ドイツとポーランドは、同製油所の長期的な所有体制の確立でも協力する。

ワルシャワ・ボイスによると、PCK製油所にはポーランドの石油大手PKNオーレンが資本参加するとみられている。


関連国・地域: ドイツポーランドロシア
関連業種: 天然資源マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

商用車MAN、独で2300人減 ポーランド移転、近く決定か(11/21)

自動車部品インテル・カルス、独市場攻略へ(11/21)

高級車アウディ、米国向けSUV開発を検討(11/21)

自動車部品ブローゼ、宇宙事業に参入へ(11/21)

自動車産業の従業員数、11年以来の低水準(11/21)

独企業、7万人の雇用を国外移転=21~23年(11/21)

シュツットガルト駅改築、開業予定また延期(11/21)

生産者物価、10月は1.8%低下(11/21)

商用車MAN、ポーランドへ生産移転を計画(11/20)

英、13カ所に弾薬工場新設 20年ぶり大量生産=来年着工へ(11/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン