米国の自動車大手フォード・モーターは1日、電気自動車(EV)部品の生産拡大に向け、英イングランド北西部リバプール近郊のヘイルウッド(Halewood)工場に1億2,500万ポンドを追加投資すると発表した。電動パワーユニットの生産能力を70%拡大する。
今回の投資により、年産量は当初予定の25万基から42万基に引き上げられ、同工場で働く500人の雇用が維持される見通し。2026年までに、欧州で販売されるEVの70%にヘイルウッド工場のパワーユニットが搭載される見込みだ。
同社は併せて、イングランド南東部ダントン(Dunton)の製品開発センターにも2,400万ポンドを投資する。同センターでは電動パワーユニットのプロトタイプを開発し、ヘイルウッド工場の従業員向けに加工・組立の訓練を行っている。
同工場では現在、内燃エンジン(ICE)車向けのトランスミッションが生産されている。フォードは昨年、これをパワーユニットの生産に切り替えるため、2億3,000万ポンドを投資すると発表。24年から年間25万基のパワーユニットを生産するとしていた。[環境ニュース]
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