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郵便局員、6日間の追加スト 交渉進展せず=ロイヤル・メール

英国の通信労働組合(CWU)は、郵便大手ロイヤル・メールの組合員が12月に6回の追加ストを実施すると発表した。これまでに正式に確定している11月24日、25日、30日、12月1日に加え、12月9日、11日、14日、15日、23日、24日に実力行使に踏み切る。BBC電子版などが17日伝えた。

ロイヤル・メールの従業員11万5,000人超は10月26日、今年8回目となる24時間ストを実施したが、その後は労使の話し合いが行われてることを理由に計画していたストを一時的に中断していた。ただ、交渉に十分な進展が見られないことから、繁忙期であるクリスマスの直前にもストを実施することで圧力をかけていくことを決めた格好だ。

一方、ロイヤル・メールは問題点の解決に向けた時間的な余裕はなく、11月24日から始まる一連のストを回避するのは困難との見方を示している。同社は10月末、日曜勤務や始業時間の変更など勤務時間の柔軟化を条件に、向こう2年間に計9%の昇給を盛り込んだ新たな提案を行ったが、CWUは賃上げ幅がインフレ率を下回ることなどから、これを拒否した。

■普通郵便の土曜配達廃止を提案

ロイヤル・メールはこの日、手紙など普通郵便の土曜日の配達を廃止する方向で、政府に働きかけていると明らかにした。政府は現在、手紙などの配達は日曜日以外はサービスを提供するよう義務付けている。ロイヤル・メールはこれに対し、普通郵便の配達は月曜日から金曜日の週5日間とすることを提案する一方で、需要が膨らむ小包は週末も配達する方針を改めて示した。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸サービス雇用・労務

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