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EU、充電器の規格統一 スマホなど対象=アップルに影響

欧州議会(定数705)は4日、欧州連合(EU)域内で販売される電子機器の充電ケーブル端子の規格を2024年末までに「USBタイプC」に統一する法案を賛成602票、反対13票で承認した。電子機器廃棄物の削減と消費者の利便性向上およびコスト低減が狙い。こうした規格統一が法制化されるのは世界で初めて。

新法案は、独自の「ライトニングケーブル」を採用する米国のアップルに最も大きな影響を与える見通し。同社はかねて、こうした規制は技術革新を妨げる上、同社が最大20億ユーロの追加コストを強いられるとして反対していた。

規格統一の対象となるのは、スマートフォンのほか、タブレット端末、デジタルカメラ、ヘッドホンやヘッドセット、携帯型ゲーム機、携帯スピーカー、電子書籍リーダー、キーボード、マウス、携帯型ナビゲーション、イヤーバッド、ケーブル充電が可能な低電圧ラップトップなど。ラップトップの充電ケーブル端子については猶予を認め、26年までの切り替えを義務付けている。

この法案は現行の「無線機器指令」を改定するもので、欧州委員会が21年9月に提案していた。当初案では対象がスマートフォンやタブレット端末など数品目に限られていたが、その後、欧州議会での修正により対象品目が大幅に拡大された。

同法案は今後、EU理事会で正式な承認を得た上、官報掲載から20日後に発効する。加盟国は1年以内にこれを国内法化し、その後1年以内に施行する必要がある。

欧州委員会は09年に充電機器の規格統一に着手。当時は域内で市販される充電ケーブルが約30種類もあったが、アップルを含む電子機器メーカー10社と規格調整に向けた覚書を結ぶことにより、14年までに3種類にまで減らした。ただ完全な規格統一には至らず、12年にはアップルがこの覚書の原則に反してライトニングケーブルの採用に踏み切ったため、同委との間で確執が続いていた。[EU規制]


関連国・地域: EU米国
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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