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ルフトハンザ、800便欠航 パイロットストで13万人に影響

ドイツのルフトハンザ航空のパイロット労組(VC)は8月31日、9月2日に24時間のストライキを実施すると発表した。労使交渉が決裂したため、実力行使に踏み切る。800便がキャンセルとなり、乗客13万人に影響が出る見通しだ。

VCはかねて、5.5%の賃上げに加え、インフレ率と連動した給与の自動的な引き上げを要求。スト実施については、「ルフトハンザから十分な提案がなかった」と説明している。

7月31日に行われたストの是非を問う投票では、97.6%が実施を支持。貨物部門ルフトハンザ・カーゴでも、99.3%が賛成票を投じていた。

ルフトハンザはこれに対し、「バランスの取れた非常に良い提案をしている」と反論。VCの実力行使については「理解できない」と批判した。インフレが急加速する現状で労組側の要求を全て受け入れれば、パイロットの給与は向こう2年間で40%超上昇する可能性もあるとしている。そうなれば、約9億ユーロのコスト増につながるという。

ルフトハンザ航空は7月27日に地上職員がストライキを実施したばかり。フランクフルトとミュンヘン発着のほぼ全便に当たる1,000便以上が欠航となり、乗客約13万4,000人に影響が出た。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 運輸雇用・労務

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