• 印刷する

英鉄道労組、26日からスト 9社の運行に影響=賃上げ巡り

運輸事務職労働組合(TSSA)は8月31日、賃上げや労働条件を巡り鉄道運行会社9社と英国の鉄道インフラを管理するネットワーク・レールの組合員が、9月26日正午から24時間ストライキを実施すると発表した。7、8月に続き、鉄道の運行に大きな混乱が予想される。

TSSAは先に、鉄道運行会社が提示した2%の賃上げ提案を拒否。政府に対して、運行各社が交渉の席に戻り改善案を提示することを認めるよう求めた。TSSAのコルテス書記長は、交渉の行き詰まりの責任は交渉を阻んでいるシャップス氏にあると非難している。一方、同書記長は「ネットワーク・レールとは交渉が進行中で、解決に向けて隙間が狭まっている」として、ストを回避できるかは時間が解決すると述べている。

ストの日程は25日から始まる労働党の年次党大会と重なる。TSSAは、大会参加者や労働党議員に対して連帯を示すためにピケラインに参加するよう呼びかける方針も示した。

なお、スト実施を予定している鉄道運行会社は、トランスペナイン(TransPennine)・エクスプレス(TPE)、ウエストミッドランズ・トレインズ(WMT)、アバンティ(Avanti)・ウエストコースト、c2c、クロスカントリー、イーストミッドランズ鉄道、グレートウエスタン鉄道(GWR)、LNER、サウスイースタンの9社。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン