英国の運輸省は24日、電気自動車(EV)の充電設備1,000基以上を新設すると発表した。イングランドの自治体9カ所が対象で、総額2,000万ポンドが投じられる。
設置場所として選ばれたのは、ロンドン北部バーネット、イングランド南西部ドーセット、北東部ダラム、南東部ケント、中部ミッドランズ・コネクト、北東部ノースヨークシャー、中東部ノッティンガムシャー、東部サフォーク、北部ウォリントンの各地域。ミッドランズ・コネクトはリンカーンシャーの自治体が主導する。
今回の計画では、政府はEV普及を目的とした4億5,000万ポンド規模の「ローカルEVインフラストラクチャー(LEVI)」スキームを通じて1,000万ポンドを拠出する。また、民間の基金から900万ポンド、各自治体の公的基金から190万ポンドを振り向ける計画だ。
政府は併せて、住宅地の公道に充電ポイントを敷設する「オンストリート・チャージポイント・スキーム(ORCS)」にも1,000万ポンドを追加投入すると発表。これにより、同スキームへの今年の拠出額は3,000万ポンドとなる。ORCSで設置された充電ポイントは累計で2,900基近くに上り、今後は1万基を新設する計画だ。[環境ニュース]
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