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英、重要鉱物データ拠点開設 EV電池材料などの供給網強化へ

英政府は4日、重要鉱物の供給に関するデータを収集し、情報を分析する施設「クリティカル・ミネラル・インテリジェンス・センター(CMIC)」を設立したと発表した。世界規模で競争が激化する鉱物資源のサプライチェーン(調達・供給網)をより強固にする狙い。

CMICは、イングランド中部ノッティンガムに設置された。こうしたセンターは英国では初となる。コバルトやリチウム、黒鉛など、電気自動車(EV)のバッテリーや風力タービン、携帯電話、戦闘機などの製造に不可欠な鉱物の確保に向けてデータを活用する計画。

ビジネス・エネルギー・産業戦略省のローリー政務次官は「世界が新たなグリーンテクノロジーに移行する中、(重要鉱物の)サプライチェーンは激化するだろう」と指摘。CMICではまず、EVバッテリーに必要な鉱物の将来的な需要と供給に関する調査が行われるという。

なお、英政府は今年後半に「重要鉱物戦略」を発表し、重要鉱物のサプライチェーンの強化に向けたアプローチを示す予定という。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国
関連業種: 自動車・二輪車鉄鋼・金属IT・通信天然資源マクロ・統計・その他経済

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