英小売協会(BRC)は11日、3月の小売売上高が既存店ベースで前年同月比1.3%増加したと発表した。例年より暖かい気候により春物の衣料品・履物やアウトドア・園芸用品が好調で、市場予想を上回った。新規店舗を含めた全体では3.6%伸びている。
ブレの少ない3カ月ベースで見ると、1~3月の小売売上高は既存店ベースで0.3%のプラス。食品は1.2%増えたが、非食品は0.4%減った。
BRCのスティーブン・ロバートソン会長は小売売上高の予想外の伸びについて、今年はイースター休暇が4月にずれ込んだことも大きく、異例の陽気で初夏の消費が前倒しになっただけの可能性もあると指摘。「全般的な消費環境は依然として厳しい。消費者は燃料や光熱費の高騰を受け、家計のやりくりに苦労している」としている。
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