ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディは8日、試験運用する急速充電ステーション「アウディ充電ハブ」の展開を拡大すると発表した。年内にスイスのチューリヒに2カ所目を設けるほか、2024年までにザルツブルクとベルリンを含むドイツの5カ所に設置する。
アウディは21年、最初のアウディ充電ハブをドイツ南部ニュルンベルクに開設。同ハブは最大出力320キロワットの充電ステーション6基を備え、24時間利用可能な約200平方メートルの専用ラウンジも併設する。試験運用期間中の充電回数は1日当たり平均24回で、利用者の約6割がリピーターだった。ラウンジは1日当たり平均35人が利用したという。
アウディは試験運用が成功したことを受け、他都市への拡大を決めたとしている。
チューリヒのハブはニュルンベルクと同じモジュラーデザインだが、面積は縮小する。屋根付きの充電ステーション4基を備えるほか、55インチの大型フラットスクリーン2面で近隣施設の情報なども提供する。[環境ニュース]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。