英国の高級車メーカー、アストンマーティンは7日、リチウムイオン電池(LIB)セルを手掛ける英新興企業ブリティッシュボルト(Britishvolt)と、高性能バッテリーセル技術の共同開発を巡り覚書を結んだと発表した。アストンマーティンは、2025年に電気自動車(EV)モデル投入を目指しており、今回の提携はこれを後押しするものとしている。
両社は今後、共同の研究開発(R&D)チームを立ち上げ、特注モジュールやバッテリー管理システムを含むバッテリーパックの商用化に向けた設計と開発を行う。
アストンマーティンのトビアス・モアズ最高経営責任者(CEO)は「当社の顧客は充電に30分や1時間も費やすことを望んでいない」と指摘。顧客の要求を満たす高性能なバッテリーセルの開発を目指すとしている。
なお同社は、24年初頭に初のプラグインハイブリッド車(PHV)となるミッドシップスポーツカー「ヴァルハラ(Valhalla)」の納車を開始する計画。26年までに、新規販売モデルの全てに電動パワートレインの選択肢を備え、30年までに主要ポートフォリオを完全EV化することを目標としている。[環境ニュース]
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