米コーヒーチェーンのスターバックスが、欧州で事業を強化する方針だ。特に、スイスの食品大手ネスレが強いインスタントコーヒー市場でのシェア獲得を狙うという。同社のハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)の話として、2日付フィナンシャルタイムズ・ドイツ版が伝えた。
同CEOはネスレについて、コーヒーカプセル「ネスプレッソ」を巨大な事業に育てたと指摘。「今、まさにネスレに挑む時だ」と意気込みを語っている。ドイツでの店舗網拡大も視野に入れており、現在の150カ所から1,000カ所に増やす構えだ。
一方、スターバックスの欧州・中東・アフリカ事業のトップ、ミッシェル・ガス氏は、欧州事業の拡大に向け、手始めに販促活動に投資する意向を示している。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。