• 印刷する

監督当局、ロイヤル・メールの料金設定を自由化

メディア・通信業界の監督機関Ofcomは27日、郵便大手ロイヤル・メールに対して郵便・小包料金を自由に設定する権限を与える決定を下した。これにより4月30日から速達に当たるファーストクラスは現行の46ペンスが60ペンスに、セカンドクラスは36ペンスが50ペンスにそれぞれ引き上げられる予定だ。

Ofcomは、テキストメッセージや電子メールの普及で郵便の取扱量が減少しており、料金規制を緩和しなければ全国一律の郵便サービスは難しくなると説明。ファーストクラスのほかビジネスメールなど大部分のサービスで料金を自由化するが、消費者や小規模な企業に配慮して、セカンドクラスについては向こう7年間の上限を55ペンスとし、この上限をインフレ率に連動させることを決めた。また重さ2キロ以下の小型小包と大型郵便にも上限を設ける予定で、4月にこの上限額を検討する。

ロイヤル・メールは昨年、約160億通の郵便を取り扱った。これは2006年に比べると25%減少しており、取扱量は今後も減ることが見込まれる。同社は2011年3月期に、郵便事業で1億2,000万ポンドの赤字を計上している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸サービスマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

個人投資家の株式購入を促進 英当局、改革案を発表(12/11)

ファースト、ロンドン地上鉄道の運行契約(12/11)

アングロ、加同業テックと合併へ=株主承認(12/11)

日産、ウェイブと協業=27年に量産車を販売(12/11)

予算案、インフレ率0.5ポイント押し下げも(12/11)

カード支出、11月は1.1%減=バークレイズ(12/11)

DHL職員、ルートンでスト=賃上げ要求(12/11)

英中銀、コスト削減に着手 IT投資資金確保へ=人員整理も(12/10)

EU、若者向けビザ制度で英に上限撤廃要求(12/10)

オクトパス、スペイン顧客倍増へ=26年(12/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン