• 印刷する

英米、鉄鋼関税の協議開始 中国の過剰生産対応で協力へ

米国による英国産の鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税と英国による報復関税の撤廃に向けて、米英両政府は19日、協議を開始すると発表した。両国は主に中国の過剰生産に起因する世界的な鉄鋼・アルミニウムの供給過多問題についても共に対応していく。

レモンド米商務長官と米通商代表部(USTR)のタイ代表、英国のトレビリアン国際貿易相はこの日、オンライン会合を実施。共同声明では「両国は世界的な過剰生産という継続的な共通の課題に対して、両市場の鉄鋼・アルミニウム産業を存続させ、民主主義的同盟を強化するという迅速な結果を目指して取り組む」と述べた。

また、中国の過剰生産問題については「英米の鉄鋼・アルミニウム産業、およびこれらの産業で働く労働者に深刻な脅威を与えている」と非難した。

米国はトランプ前政権下の2018年6月、安全保障上の脅威を理由に、EUからの鉄鋼およびアルミニウム輸入にそれぞれ25%、10%の関税を課した。英国はその後にEUを離脱したが、関税は引き続き適用されている。英国は米国からの一部輸出品に報復関税を課している。

一方、EUと米国は21年10月、これらの関税を停止することで合意した。


関連国・地域: 英国アジア米国
関連業種: 鉄鋼・金属マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英、王室所有海域に風力発電 30年までに最大30GW相当新設(07/26)

英ガス供給網、水素輸送に転用可能=報告書(07/26)

NTTデータ、合金アロイドと資本業務提携(07/26)

乗用車生産台数、6月は26.6%減少(07/26)

シェル、独製油所にグリーン水素電解槽(07/26)

ユニリーバ、上半期は3.5%増益(07/26)

医療AIディープシー、1300万ドル調達(07/26)

レボリュート、制限付きで銀行免許を取得(07/26)

英独、共同防衛宣言に署名(07/26)

レキット、ヘルスケアに注力 家庭用品ブランド売却=新体制へ(07/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン