欧州自動車工業会(ACEA)は18日、2021年の欧州30カ国の新車登録台数が1,177万4,885台となり、前年比1.5%減少したと発表した。世界的な半導体不足などが響き、過去最低を記録した前年をさらに下回った。
30カ国に含まれるのは、欧州連合(EU)26カ国(マルタ除く)と欧州自由貿易連合(EFTA)3カ国、英国。
主要5カ国で見ると、ドイツが10.1%減の262万2,132台。フランスは0.5%増の165万9,003台、英国は1%増の164万7,181台、イタリアは5.5%増の145万7,952台、スペインは1%増の85万9,477台だった。
EUでは、前年比2.4%減の970万192台となっている。
■12月単月では21.7%減少
欧州30カ国の新車登録台数は、12月単月では95万218台となり、前年同月比21.7%減少した。
主要5カ国で見ると、ドイツが26.9%減の22万7,630台。フランスは15.1%減の15万8,117台、英国は18.2%減の10万8,596台、イタリアは27.5%減の8万6,679台、スペインは18.7%減の8万6,081台だった。
EUでは79万5,295台と、1年前を22.8%下回った。
30カ国をメーカー別に見ると、欧州最大手のドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループは30.4%減の22万3,281台。欧米ステランティスは23.8%減の17万7,734台、フランスのルノー・グループは10.8%減の11万2,253台だった。高級車は、ドイツのダイムラーが14.9%減の6万3,822台、BMWは31%減の4万9,295台となっている。
日本車ではトヨタ自動車(レクサス含む)が18.7%減の5万6,065台。日産自動車は30.5%減の2万1,036台、マツダは41.9%減の9,098台、三菱自動車は16.1%減の5,781台、ホンダは42.4%減の4,550台だった。韓国の現代自動車グループは1%増の7万4,848台となっている。
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