ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は12日、グループ全体の2021年の販売台数が前年比4.5%減の888万2,000台となったと発表した。世界首位を争うトヨタ自動車やルノー・日産自動車・三菱自動車連合の通年販売実績はまだ発表されていないが、トヨタは同年1~11月の累計で既にVWの通年を上回っており、VWは2年連続でトップの座を逃した格好だ。
地域別に見ると、最大市場の中国(香港含む)は14.1%減の330万4,800台。足元の西欧は2.7%減の286万400台、中東欧は2.8%減の65万8,300台だった。
北米は15.6%増の90万8,400台。南米は5.1%増の51万4,600台、中東・アフリカは13.4%増の32万9,600台、その他アジア・太平洋は11.9%増の30万5,800台となっている。
ブランド別では「VW」の乗用車が8.1%減の489万6,900台。高級車部門アウディは0.7%減の168万500台、チェコ子会社のシュコダは12.6%減の87万8,200台だった。スペイン子会社のセアトは10.3%増の47万500台。高級スポーツカーのポルシェは10.9%増の30万1,900台だった。
商用車は「VW」が3.2%減の35万9,500台。ドイツのMANは27.8%増の15万1,000台、スウェーデンのスカニアは25.4%増の9万400台となっている。
12月単月では、グループ全体で28.5%減の71万3,200台を売り上げた。
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