ドイツの高級車大手BMWは12日、2021年通期のグループ世界販売台数が252万1,525台となり、前年比8.4%増加したと発表した。電動モデルの好調ぶりが寄与し、「BMW」ブランドは過去最多を記録。ライバルの「メルセデス・ベンツ」を上回り、高級車世界一の座を取り戻した。
ブランド別に見ると、うち「BMW」が221万3,795台と、9.1%拡大。「ロールス・ロイス」は大きく48.7%増加し、「ミニ」は3.3%のプラスだった。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を含む電動モデルの販売台数は32万8,316台と、大きく70.4%拡大している。
「BMW」と「ミニ」の通期の累計販売台数は、欧州は3.9%増の94万8,087台。米大陸は18.9%、アジアは8.2%それぞれ伸びている。
昨年第4四半期(10~12月)では、グループ全体で58万9,301台と前年同期比14.2%縮小。うち「BMW」は15.1%、「ミニ」は8.5%それぞれ減っている。半面、「ロールス・ロイス」は14.8%増加した。電動モデルの販売台数は、9万6,741台と26.9%拡大している。
■アウディは0.7%減もEV好調
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディは11日、2021年通期の販売台数が168万512台となり、前年比0.7%減少したと発表した。ただ、電動モデルは8万1,894台で、大きく57.5%伸びている。
地域別では、欧州では0.4%減の61万7,048台。ブラジルは6.5%、メキシコは3.8%それぞれ減っている。中国本土・香港は3.6%のマイナスだった。半面、米国は5%増え、19万6,038台だった。[環境ニュース]
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