ドイツの自動車大手ダイムラーは、高級車「メルセデス・ベンツ」と超小型車「スマート」、バンを展開するメルセデス・ベンツ・カーズ&バンズの2021年累計販売台数が242万7,686台となり、前年から4%減少したと発表した。世界的な半導体不足が影響した。
乗用車は209万3,476台と5%減少。うち「メルセデス・ベンツ」も5%減ったが、「スマート」は0.3%増を確保した。バンは33万4,210台と2.6%増えている。
乗用車の販売台数を地域別に見ると、中国が2%減った半面、米国は0.4%増加。欧州は11.2%落ち込み、中でもドイツは25.5%減に沈んだ。
なおバッテリー式電気自動車(BEV)は90.3%増の9万9,301台だった。
同社のバン担当者は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響にもかかわらず「目覚ましい結果を達成できた」とコメント。需要は常に高く、受注が増え続けているとした。
ダイムラーの商用車部門ダイムラー・トラックは、昨年12月にフランクフルト証券取引所に上場。これに伴い、ダイムラーは2月1日付で社名を「メルセデス・ベンツ」に変更し、乗用車とバンに注力する。
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