トラックで欧州最大手のボルボ(スウェーデン)、ドイツの自動車大手ダイムラーの商用車部門ダイムラー・トラック、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の商用車部門トレイトン・グループは16日、大型長距離電気トラック・バス用の高性能充電網の拡充へ向けて、均等出資の合弁会社を設立すると発表した。投資額は計5億ユーロと、欧州の大型トラックの充電インフラ向けとしては過去最大規模。
設立から5年以内に、欧州全域の高速道路や物流拠点など少なくとも1,700カ所に、高性能グリーンエネルギー充電設備を設置・運営する考え。充電ポイントの数は今後、追加出資者や公的資金を得た上で大幅に増やす予定だ。
本社はオランダのアムステルダムに置く。関係当局の承認を経た上で、2022年に本格始動する計画だ。
欧州連合(EU)は運送会社と運転手に対し、4時間半運転するごとに45分の休憩時間を取ることを義務付けている。3社は充電網拡充により、電気自動車(EV)のフリート運営会社がこうしたニーズに合わせて急速充電と夜間充電を活用できるようになるとしている。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。