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富士フイルム、工場規模倍増 バイオ医薬品拠点で英最大規模に

富士フイルムの子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)は2日、イングランド北東部ティーズサイドの工場に4億ポンドを投じて規模を倍増すると発表した。バイオ医薬品の開発・製造受託(バイオCDMO)事業の拡大が狙いで、バイオ医薬品の製造拠点としては英国でも最大規模となる。

ティーズサイズ工場に4億ポンドを投じ規模を倍増する(富士フイルム提供)

ティーズサイズ工場に4億ポンドを投じ規模を倍増する(富士フイルム提供)

これは、富士フイルムが6月に発表したFDBの欧米拠点への総額約900億円の設備投資の一環。新施設には、新たに細胞培養施設を設けて既存の細胞培養能力を3倍に増やすほか、ウイルス遺伝子治療製品の製造施設も設ける。これにより遺伝子治療薬の生産能力は10倍となり、米国のテキサス州とマサチューセッツ州にある2拠点を補完できるようになる。稼働は2023年後半を予定している。これに伴い最大350人の高度技術者を採用する。

同工場では、既存の微生物生産施設も拡張し、微生物の発酵能力を1.5倍以上に増やす。拡張した施設は23年末から24年初めに稼働する。またFDBは先に、イングランド北東部ダーリントンの施設で、ウイルスベクターと遺伝治療製品を拡大する計画を発表している。これは治験の初期段階で使用する遺伝子治療薬のプロセス開発と製造能力を備えるもので、来年春には製造サービスを開始する。

富士フイルムは、米国のバイオ医薬品企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの抗原性薬剤をティーズサイド工場と米国2拠点で製造している。このワクチンは今年初めに第3相治験で有効性が示されたが、米国や欧州連合(EU)、英国ではまだ承認を受けていない。[日本企業の動向]


関連国・地域: 英国アジア米国
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済

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