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エリクソン、クラウドの米ボネージを買収

スウェーデンの通信機器大手エリクソンは22日、クラウド通信サービスを手掛ける米ボネージの買収で合意したと発表した。取引額は総額で62億ドルに上り、エリクソンにとって過去最大規模の買収案件となる。

エリクソンはボネージ株1株当たり21ドルを現金で支払う。これは、19日終値に28%、過去6カ月間の出来高加重平均株価に34%のプレミアムを上乗せした水準。取引はボネージの株主や関係当局の承認などを経て、22年上半期の完了を見込む。

ボネージは買収後にエリクソンの完全子会社となるが、従来の社名を維持する。従業員は引き続き同社に在籍し、ボネージのローリー・リード最高経営責任者(CEO)はエリクソンの経営に参加する。

エリクソンは、今回の取引により2025年までに売上高で4億ドル相当のシナジー効果を見込むほか、コスト効率の改善を予想。また、2024年以降に1株当たり利益(EPS)とフリーキャッシュフローが押し上げられるとの見方を示している。

ボネージは米ニュージャージー州に本拠を置き、従業員数は世界全体で2,200人に上る。2021年9月期の売上高は14憶ドルで、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)ベースの利益率は14%だった。売上高の約8割を占めるクラウドベースのプラットフォーム「ボネージ・コミュニケーションズ・プラットフォーム(VCP)」は全世界で12万件超の顧客を抱え、100万人以上の登録開発者にサービスを提供する。


関連国・地域: スウェーデン米国
関連業種: 金融IT・通信

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