米国のソーシャルメディア大手フェイスブック(FB)は17日、欧州連合(EU)域内で今後5年で新たに1万人を雇用すると発表した。「メタバース」と呼ばれるインターネット上の仮想空間の開発に向けた動き。
メタバースとは、利用者がアバター(分身)を使ってゲームや仕事、交流ができる仮想空間で、しばしば仮想現実(VR)ヘッドセットが使われる。FBのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はこの概念の熱心な提唱者として知られ、メタバースは新たなテクノロジー投資のけん引力になるとの見方を示している。
FBは、EUでの大型雇用について「欧州のテクノロジー産業の強さとテクノロジー人材の可能性への自信の表れ」と説明した。
同社は9月、メタバース開発に5,000万ドルを投資すると発表。うち一部のテクノロジーは、完全な開発に10~15年かかるとみている。[労務]
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