住宅金融大手のハリファックスが6日発表した1月の住宅価格指数(1983年=100、季節調整済み)は520.8ポイントとなり、前月比0.6%上昇した。3カ月ぶりにプラスに転じた格好だが、ハリファックスは今後の需要動向については「ユーロ圏債務危機の展開次第」と指摘している。
ブレの少ない3カ月ベースで見ると、昨年11月~今年1月は前の3カ月から0.9%下落。1年前と比べると1.8%落ち込んでいる。全国平均住宅価格は16万907ポンドだった。
ハリファックスのエコノミスト、マーティン・エリス氏は、「低金利政策が住宅需要を支えている」と分析。今後については、「ユーロ圏債務危機の展開と英国経済に対する影響の度合いによって決まる。英国が長期にわたるリセッション(景気後退)を回避できれば、今年の住宅価格は安定する」と述べている。
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