欧州自動車工業会(ACEA)は16日、8月の欧州30カ国の新車登録台数が72万4,710台となり、前年同月比18.1%減少したと発表した。世界的な半導体不足が打撃となっている。
30カ国に含まれるのは、欧州連合(EU)26カ国(マルタ除く)と欧州自由貿易連合(EFTA)3カ国、英国。
主要5カ国では、ドイツが23%減の19万3,307台。フランスは15%減の8万8,065台、英国は22%減の6万8,033台、イタリアは27.3%減の6万4,689台、スペインは28.9%減の4万7,584台だった。
30カ国をメーカー別に見ると、欧州最大手のドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループは14.3%減の19万1,795台。欧米ステランティスは29.4%減の12万2,836台、フランスのルノー・グループは22.6%減の6万8,585台だった。高級車は、ドイツのBMWが17.6%減の5万2,122台、ダイムラーは37.7%減の3万7,341台だった。
日本車ではトヨタ自動車(レクサス含む)が1.8%増の5万3,091台、マツダは9.9%増の1万1,910台。日産自動車は37.2%減の1万2,457台、ホンダは32%減の6,135台、三菱自動車は26%減の5,531台だった。韓国の現代自動車グループは0.2%減の7万3,060台となっている。
1~8月の累計では30カ国全体で前年同期比12.7%増の818万8,886台だった。
EUで見ると、8月の新車登録台数は前年同月比19.1%減の62万2,993台だった。
■7月は23.6%減少
なおACEAは今回、7月のデータも併せて公表している。7月の欧州30カ国の新車登録台数は23.6%減の97万8,918台。EUでは82万3,949台と23.2%落ち込んだ。
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欧州自動車工業会の新車登録台数について、従来は見出しでEU加盟26カ国の実績を記載していましたが、9月発表分からEUにEFTA3カ国と英国を加えた30カ国とします。EU加盟26カ国の実績については、今後も記事内や関連表で別途記載します。
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