パナソニックモバイルコミュニケーションズは21日、4月から欧州市場にスマートフォン「ELUGA(エルーガ)」を投入すると発表した。年内に世界全体で150万台の販売を目指す。
ELUGAは米インターネット検索エンジン大手グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」を搭載。防水加工を施した約7.8ミリの薄型携帯で、決済サービスに必要な近距離無線通信技術(NFC)にも対応している。来週27日からバルセロナで開催される世界最大規模の携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス2012」にも出品するという。
パナソニックは2006年に欧州の携帯電話機市場から撤退し、日本国内に注力していた。今回、欧州市場に再参入するに当たり、2015年度には海外市場での販売台数900万台を目指すことを明らかにした。国内メーカーでは富士通がスマートフォンやタブレット端末で欧州への参入を計画し、向こう3~5年で2けた台のシェア獲得を狙っていると報じられている。[日本企業の動向]
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