パナソニックは太陽光発電関連事業で欧米に進出するため、複数の現地企業と買収交渉を進めている。長栄周作専務役員の話として、ブルームバーグが23日伝えた。
買収規模は100億円を超える可能性もあるという。パナソニックは主力のテレビ事業の不振などから2012年3月期には7,800億円という記録的な純損失を予想。そうした中、太陽光発電システムと蓄電池などを含めた電力管理システム事業で、欧米の企業顧客の開拓を狙う。進出先としては世界最大の太陽光発電市場であるドイツのほか、イタリア、スペインなどを有望視している。
同社は日本国内ではシャープ、京セラに次ぐ3位のソーラーパネル・メーカー。太陽光発電システムを組み込んだ住宅の建設・販売も行っている。欧米ではこれを応用して新たなビジネスモデルを考え、ショッピングセンターやスーパーなどの商業施設に適用したいとしている。[日本企業の動向][環境ニュース]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。