トリドールホールディングスが運営する讃岐うどん専門店「丸亀製麺(現地名称:Marugame Udon)」は26日、英国1号店の営業をロンドンで開始した。中心部の主要ターミナル駅であるリバプールストリート駅の近くに店舗を構える。この出店を機に、欧州での本格展開を狙う。
ロンドンの店舗は日本のスタイルと同様、店内に製麺機を置いて、日本産の小麦粉を使い、打ちたて、茹でたてのうどんを提供する。メニューは基本の「かけ」をはじめ、ロンドン在住者には既に馴染みのあるカツカレーを応用した「カツうどん」や、豚骨ラーメンに似せた「ダブル豚骨」などを用意。丸亀製麺で初となるビーガン(完全菜食主義者)向けメニューも導入している。また、店内飲食に加えて、テークアウトやデリバリーなどにも対応する。
同社は営業開始に先駆けてインスタグラムなどで宣伝活動を展開。オープン当初1週間はクラブカード登録者にうどん1杯無料サービスを提供するとしていたが、人気ぶりから限定枠は既に埋まったという。
トリドールホールディングスは、2020年7月に現地法人を設立し、オープンに向けて準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、出店時期を延期していた。だが、英国でロックダウン(都市封鎖)緩和計画が段階的に進められていることから、開店を決定した。[日本企業の動向]
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