• 印刷する

EU、半導体とクラウド巡る二つの同盟発足

欧州委員会は19日、「処理装置・半導体技術に関するアライアンス」および「産業データ、エッジおよびクラウドサービスに関する欧州アライアンス」を発足させると発表した。次世代のマイクロチップや、産業クラウド・エッジコンピューティング技術の開発を推進し、欧州連合(EU)の重要なデジタルインフラと製品、サービスを強化する。

「処理装置・半導体技術に関するアライアンス」では、2030年までに世界の半導体生産におけるシェアを20%に引き上げることを目指す。次世代の処理装置や電子部品の設計・生産のため、欧州の現在の需要に応えるためには16~10ナノメートルの、将来的には5~2ナノメートルのプロセスノードの生産能力が必要になるとしている。

「産業データ、エッジおよびクラウドサービスに関する欧州アライアンス」では、データ量の拡大とエッジコンピューティングの加速に備え、安全かつ効率的で、相互運用が可能なクラウド・エッジ技術の促進を目指す。EU市民と域内企業、公共部門が機密性の高い情報を処理するためのニーズに応え、こうした技術の競争力を高めるという。

欧州委は、この二つのアライアンスにより、企業と加盟国、学術界、ユーザーのほか、研究・技術機関を一つにまとめるとしている。


関連国・地域: EU
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英、EU食品規制受け入れも 5月提案か=米国との対立必至(04/17)

欧州の導入「現在地」と目標 洋上風力、日本企業も多数参画(04/17)

欧州委、スペインのグリーン水素補助金承認(04/17)

製薬大手30社超、EU事業継続へ支援要請(04/17)

欧州委、森林伐採規制の手続き簡素化(04/17)

出入国管理システム、10月に導入=欧州委(04/17)

銀行アライアンス、温暖化対策目標を緩和(04/17)

ユーロ圏インフレ率、3月は2.2%=改定値(04/17)

ユーロ圏の銀行、融資基準を厳格化(04/17)

IEA、世界の石油需要見通し引き下げ(04/17)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン