独新車登録、６月は27万台超　24.5％増加も前月から伸び減速

ドイツ連邦陸運局（ＫＢＡ）は５日、６月の新車登録台数が27万4,152台となり、前年同月比24.5％増加したと発表した。前月の37.2％増から伸びが減速している。

メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン（ＶＷ）が46.1％増の５万7,159台。オペルは69.3％増の１万6,535台だった。

高級車はＢＭＷが20.9％増の２万1,847台。ポルシェは9.1％増の2,625台となった。ＶＷ傘下のアウディは29％増の２万124台。半面、ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は19.3％減の１万7,723台だった。

外国メーカーは米国のテスラが5.3倍の4,466台。一方、フォードは27.1％減の１万1,764台だった。フランス勢はプジョーが21.2％増の5,835台、姉妹ブランドのシトロエンは33.5％増の5,350台となった。半面、ルノーは2.2％減の１万407台だった。

日本勢は、トヨタ自動車（レクサス除く）が51％増の7,507台。スズキは3.1倍の3,757台だった。マツダは59％増の4,748台、スバルは39.5％増の491台となった。一方、ホンダは30.4％減の741台、三菱自動車は21.3％減の3,665台、日産自動車は1.4％減の2,443台だった。

燃料別ではガソリン車が全体の39.5％を占め、販売台数は4.6％のマイナス。ディーゼル車のシェアは19.9％で、販売台数は18.8％減った。ハイブリッド車（ＨＶ）と電気自動車（ＥＶ）の販売台数はそれぞれ2.5倍、4.1倍に拡大している。

１～６月の累計登録台数は全体で14.9％増の139万889台だった。

■輸出は６％縮小

ドイツ自動車工業会（ＶＤＡ）によると、加盟メーカーの６月の輸出台数は20万1,500台となり、前年同月比６％減少した。生産台数は19％減の24万7,400台だった。