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政策金利を0.1%に据え置き 英中銀、インフレで判断に注目

英中銀イングランド銀行は24日、22日に開いた金融政策委員会(MPC)で政策金利を史上最低の0.1%に据え置くことを決めたと発表した。金融資産購入による量的緩和策の規模についても8,950億ポンドで維持している。英国では5月のインフレ率が2.1%となり、中銀が目標とする2%を超えたことから、判断が注目されていた。

議事録によると、政策金利の据え置きは全会一致で決まった。MPCは、経済回復速度と企業が受ける値上げ圧力の度合いが明らかになるまでは利上げはしないと説明。量的緩和政策についても、秋の終わりまでは現状を維持する方針を示した。今回、委員9人のうち、退任予定のアンドリュー・ハルデーン委員だけは、前回5月の会合と同様、資産購入規模の縮小を主張した。

中銀は5月、2021年の国内総生産(GDP)が7.25%になるとして、前回2月の予想の5%から上方修正した。インフレ率については、21年に3%前後に達してピークを迎え、22年に中銀が目標とする2%前後に落ち着くとみている。ただ、市場では4%に達する可能性を指摘する声もある。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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