欧州自動車工業会(ACEA)は17日、5月の欧州連合(EU、マルタ除く26カ国)の新車登録台数が89万1,665台となり、前年同月比53.4%増加したと発表した。1年前は新型コロナウイルスの封じ込め策により大きく落ち込んでいたため、この反動が大きいものの、2019年5月の水準は依然として大きく下回っている。
主要4カ国では、ドイツは37.2%増の23万635台。フランスは46.4%増の14万1,040台、イタリアは43%増の14万2,730台、スペインは2.8倍の9万5,403台だった。
EUに欧州自由貿易連合(EFTA)3カ国と英国を加えた30カ国全体では108万3,795台と、前年から73.7%増えた。英国は7.7倍の15万6,737台だった。
30カ国をメーカー別に見ると、欧州最大手のドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループは93.7%増の30万3,938台。欧米ステランティスは60.9%増の22万4,354台、フランスのルノー・グループは25.9%増の9万10台だった。高級車は、ドイツのBMWが95.9%増の7万7,968台、ダイムラーは49.3%増の5万8,216台だった。
日本車ではトヨタ自動車(レクサス含む)が98%増の6万7,122台、日産自動車は62.7%増の1万8,215台、マツダは96%増の1万5,159台、三菱自動車は5.4%減の6,582台、ホンダは2.4倍の6,514台だった。韓国の現代自動車グループは2.1倍の8万8,171台。
1~5月の累計登録台数は30カ国全体で520万4,398台と、1年前と比べて31.1%増加した。
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