欧州連合(EU)は3日、新型コロナウイルスの感染リスクが低いとして入域を許可している域外国のリストに日本を追加した。これにより、日本からの不要不急の目的での入域が可能となるが、実際に加盟各国への入国が認められるかどうかは、それぞれの国の判断で決まる。
EUは3日、加盟各国代表の会合で日本の入域許可国リストへの追加を決めていた。詳細な理由などは明らかにしていない。日本は1月にこのリストから除外されていたが、今回、復帰する格好となる。
現時点でリストに含まれるのは、日本のほか、オーストラリア、イスラエル、ニュージーランド、ルワンダ、シンガポール、韓国、タイ。中国と香港、マカオについては、相手側がEUからの渡航者を受け入れれば、EUもこれらの国・地域からの入国を認めるとしている。
EUは先に入域許可国の条件を緩和。直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数を25人以下から75人以下に引き上げ、リストを拡大する方針を示していた。
EUはこれに基づき、英国をリストに加えることも検討したものの、同国でインド型変異株の感染が拡大していることを受け、追加を見合わせた。
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