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ベラルーシ、旅客機「強制」着陸 搭乗の反政権派男性を拘束

ベラルーシ当局は23日、ギリシャからリトアニアに向かっていた旅客機をベラルーシの首都ミンスクに緊急着陸させた。同国のルカシェンコ大統領への抗議活動を主導していたジャーナリストの拘束が目的だったとみられており、欧米諸国は激しく非難。欧州連合(EU)首脳会議(サミット)で制裁を含む対応が検討される見通しとなっている。

この旅客機は、アイルランドの格安航空大手ライアンエアーのアテネ発ビリニュス行きの便。ベラルーシ当局は同便に爆発物が仕掛けられた恐れがあるとし、リトアニアの空域に入る直前に、戦闘機を付き添わせミンスクに誘導したという。後に爆発物の情報は誤りだったとされた。

緊急着陸の後、搭乗していたロマン・プロタセビッチ氏(26)が拘束された。同氏はルカシェンコ大統領に批判的なメディア「NEXTA(ネフタ)」の元編集者。同メディアは昨年のベラルーシの大統領選挙で野党にとって重要な役割を果たし、選挙で不正が疑われたために起こった抗議デモに対する弾圧の様子などを報じた。プロタセビッチ氏は2019年にリトアニアに亡命していたが、昨年の大統領選に絡む取材などを巡ってベラルーシのテロリスト警戒リストに載り、暴動を扇動した罪などで起訴されている。

今回の事件を受け、欧州各国の首脳や米国、北大西洋条約機構(NATO)は相次いで非難や懸念の声明を発表。ポーランドのモラウィエツキ首相は即時の制裁導入を求めている。EUのミシェル大統領もプロタセビッチ氏の即時解放を要求し、25日のEUサミットで対応を協議するとしている。

ベラルーシで昨年8月に行われた大統領選では、ルカシェンコ氏が6選を果たしたものの、結果の改ざんが疑われ、大規模なデモに発展。EUは結果を承認しておらず、同11月には、ルカシェンコ大統領を含むデモ弾圧の責任者などに経済制裁を科すことで合意した。


関連国・地域: ベラルーシ
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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