• 印刷する

ステランティス、台湾・鴻海精密工業と合弁

欧米自動車大手ステランティスは18日、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の台湾・鴻海精密工業と折半出資で、コネクテッドカー(つながる車)向け車載システムの開発を手掛ける新合弁会社を設立すると発表した。

両社はこの日、新合弁会社の設立に向けた覚書を締結した。新合弁会社の名称は、「モバイル・ドライブ」。最先端の車載インフォテインメント(情報娯楽)システムやテレマティクス、クラウドサービスプラットフォームを開発し、ステランティスだけでなく、他の自動車メーカーにも供給することを狙う。

ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は、「ソフトウエアは自動車業界にとっての戦略的な一手」であり、「コネクティビティー機能・サービスは電化技術と同様、自動車産業の次の一大変革となる」とコメント。新合弁を通じてこの分野をリードする意欲を示している。

ステランティスは今年1月に欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランスのグループPSAが経営統合して誕生。FCAは2020年1月、鴻海とEVやコネクテッドカーの開発を手掛ける合弁会社の設立に向けた協議を開始していた。また同年6月には、傘下の高級車ブランド「アルファロメオ」のEV開発で同社と提携している。


関連国・地域: フランスEUイタリアアジア
関連業種: 自動車・二輪車金融IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

一寸先は 【月次リポート】欧州(8月)(09/05)

英・スペイン首脳会談、戦略枠組み協定締結(09/05)

【欧州航空・鉄道論】フルフラット席の夜行バス 3年間で全欧25都市に展開へ(09/05)

米エクソン、欧州化学工場の売却検討か(09/05)

中国のEC大手、欧州で倉庫拡大=米関税で(09/05)

ドイツとポルトガルで鳥インフルの流行報告(09/05)

PPC、ルーマニアに初の再エネEV充電器(09/04)

欧州委、メルコスールとのFTA手続き着手(09/04)

米化学PPG、トヨタ欧州子会社と提携(09/04)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン