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日立製車両の復旧計画で合意 鉄道各社、順次サービス再開

英国の都市間高速鉄道で日立製作所製の車両「クラス800」に亀裂が見つかった問題を巡り、同社と鉄道運行各社、政府は同車両のサービス復帰計画で合意した。英国の鉄道業界団体レール・デリバリー・グループ(RDG)が13日に発表した。

この計画には、車両を再導入する際の基準や、専門家チームによる検査の手順などを含む。併せて、長期的な安全運行に向けた事前修理計画も策定されている。

BBC電子版によると、「クラス800」の亀裂が生じたのは、車両の点検などで車体を持ち上げて台車から切り離す際に使用される吊り上げ板で、旅客運輸ではなく車両の保守に用いられる部分。このため、規制当局がサービスに復帰させても安全と判断した。

同車両を巡っては、5月8日に亀裂が発見されたことを受け、グレートウエスタン鉄道(GWR)やロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ(LNER)が運営する全路線などが一時運行を停止。日立は、これらの路線で使用されている車両の調査を実施し、一部車両の亀裂を特定していた。

RDGによると、その後、イングランド北部とスコットランドを結ぶトランスペナイン(TransPennine)・エクスプレスおよびスコットレール(ScotRail)、ロンドンとイングランド北東部ハル(Hull)を結ぶファースト・ハル・トレインズは、全路線のサービスを再開。GWRとLNERもサービスの正常化に向け列車の復帰を進めているが、復旧状況は路線により異なるとしている。[日本企業の動向]


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: その他製造運輸マクロ・統計・その他経済

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