ドイツ連邦陸運局(KBA)は5日、4月の新車登録台数が22万9,650台となり、前年同月比90%増加したと発表した。前月の35.9%増から伸びが加速。国内メーカーが軒並み好調だった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフォルクスワーゲン(VW)が2倍余り拡大。オペルは3倍弱に増えている。
高級車はダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」が2.5倍超に伸びた。VW傘下のアウディは87.4%増加。BMWは64.7%、ポルシェは51.9%それぞれ上向いた。
外国メーカーは米国のフォードが28%増えた半面、テスラは23.8%縮小。フランス勢はルノーが87.1%上向き、プジョーと姉妹ブランドのシトロエンは共に2倍超に伸びている。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が60.7%増加。日産自動車はとマツダはいずれも2.5倍弱のプラスだった。ホンダは92.6%増え、スバルは66.9%伸びている。スズキは43%、三菱自動車は5%それぞれ拡大した。
燃料別ではガソリン車が全体の39.2%を占め、販売台数は49.4%のプラス。ディーゼル車のシェアは21.9%で、販売台数は29.2%増えた。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数それぞれ3倍弱、4倍弱に拡大している。
1~4月の累計登録台数は全体で88万6,102台となり、1年前から7.8%増えている。
■輸出は11倍超に拡大
ドイツ自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの4月の輸出台数は25万2,000台となり、前年同月比で11倍超に増加。生産台数は大きく28倍超伸びて31万6,200台だった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。