ルフトハンザ航空が11日発表した2011年のグループ全体の旅客輸送実績は、有償旅客キロ(RPK)換算で前年比7%増加した。乗客数は1億633万5,000人と7.5%増えたが、搭乗率は77.2%と2ポイント低下している。
うちルフトハンザは乗客数が11.1%増えたものの、搭乗率は2.2ポイント低下し77.2%にとどまった。傘下のブリティッシュ・ミッドランド航空(bmi)は、乗客数が7.4%減少。搭乗率も67.1%と、4.6ポイント落ち込んでいる。
貨物部門のルフトハンザ・カーゴの輸送実績は有償貨物トン・キロ(RTK)換算で6.5%増加。積載率は1.4ポイント低下し、69.5%だった。
■12月単月では7%増加
併せて発表された12月単月のグループ全体の輸送実績は、RPK換算で前年同月比6.7%増加した。乗客数は781万3,000人と11.1%増えたものの、搭乗率は75.5%と1.1ポイント下げている。ルフトハンザ・カーゴの輸送実績は、RTK換算で2.4%増加。積載率は3.1ポイント上昇し、71.7%だった。
ルフトハンザは昨年12月、bmiをブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とイベリア航空(スペイン)を運営するインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)に売却することを決めている。同社は他に、スイス・インターナショナル、オーストリア航空、独格安航空ジャーマンウィングスを傘下に抱える。
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